2008年12月15日月曜日

年貢

最近、仕事で江戸時代の年貢免定とか皆済目録の一部を読んだりしているのですが。

三河地方って特に年貢の取立が厳しかったらしいのです。
石録から不作とか水害なんかの減収分を差引いて、その何割掛けとかで年貢を決めるんだけど、その割合が6割とか7割とかなのよ!
1年中がんばって働いて、取れた作物の6割税金で持っていかれるってどうなのよ?

「もしかして、この代官が悪代官で、ピンはねしてたりしませんかね?」
「いや、農民相手に無理な取立しても、払えないような額だったら払いようがないですから。」
「まあ、そりゃそうですね…」
「しかもお代官様も転勤族でね。基本的に引越し貧乏なんですよ。赴任先の前任者の借金とかもそのまま引継ぎだったりしてね。大していい暮らしができたわけじゃないんです。」
「みんな貧乏?」
「そう。みんな貧乏なんです。」

はぁ、スイマセン。
時代劇の世界はフィクションですもんね。

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